木造在来工法で家を建てる際は、建築基準法に則って建築金物を取り付けます。偏心率を元に、建物の全体のバランスを計算して、最適な金物配置を計画します。
金物には「いろは」が刻印されていて、それぞれ強度があります。
今回はその金物の実際の取り付け。
現場では、金物をいろはにほへとちりぬ別に振り分けて取り付けていきます。
建築金物は
いろはにほへと‥の順にN値が大きくなります。要は強力になります。それぞれ、金物にはいろはにほへとが刻印されてます。
図面を見ながら「いろは」別に取り付けしますが、僕はいつも柱に「いろは」を書いてしまいます。それを見ながら建築金物を振り分けて取り付けていきます。
構造金物(ろ)ミニビルドコーナー
(い)にも併用して使います。
なので、(い)と(ろ)はミニビルドコーナー(ろ)
(い)は、カスガイ1本でもOK。状況により使い分けます。
構造金物(は)スリムビルトコーナー
構造金物(ほ)タイシンコーナー
すべてヒラ頭のビス
構造金物(ほ)(へ)フリーダムコーナー
ビスが2種類
・長さ100なら(ほ)
・長さ120なら(へ)
構造金物(へ〜ぬ)ホールダウン金物
基礎と緊結。柱頭・柱脚に取り付けます。
(へ)10kN
(と)15kN
(ち)20kN
(り)25kN
(ぬ)15kN×2
構造金物 筋交い金物
・鍋頭のビス
・柱側に7本ビス止め
・筋交い側に6本ビス止め
筋交い金物取り付けのポイント
・他金物との取り合いを考えて固定。土台または桁・梁から100mmほど離すといい。
・筋交いは建前時に固定せず、筋交いプレート取付時に固定する方が融通が利く。
建前のあとは、金物取付。すごい量だけと、ひとつひとつ確実に固定します。
以上!
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