日本の木造伝統建築である古民家。
何十年・何百年という長い期間建ち続けていると
風雨による劣化や、シロアリ被害にもあいます。
建物を支えている部材の中でも、土台は地面から近く
湿気やシロアリによる被害で朽ちてしまっていることも多い箇所。
柱の下にあるので、取り替えは困難なように思われますが
伝統工法の構造はシンプルで、土台だけをとりかえるということが可能です。
土台の取り替えの一部始終を動画にまとめてみました。
ジャッキで建物を持ち上げて土台を取り外し、新しい土台に差し替えます。
「ミシミシッッ!」という音が響きます。
何トンもの荷重がかかるので、その反動でジャッキが横に跳ねて飛んできたする可能性もあります。ジャッキで持ち上げる時は細心の注意が必要です。
無事に交換された土台。
傷んだ箇所が再生されて、古民家がどんどん息を吹き返していくようです。
工事は続きます。
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