「養生」とはあまり馴染みのない言葉です。
身近な例で言うと、引越し屋さんが作業するときに使っている床当てや、壁当てなどのことです。
キズから保護するために必要なものを養生と言っています。
リフォーム工事にはほとんどの場合養生が必要になるので、リフォーム見積りには必ずと言っていいほど養生費が記載されています。
養生の価格
見積書には
「養生費いくら」と記載されます。
一式だったり、㎡だったり色々ですが、
基本的には㎡で
工事範囲が狭い小規模な場合などは一式で表記もします。
「えっ?養生なんかで15,000円もするの⁈」
なんかぼったくられてる気がする…って方も結構いらっしゃるのでは⁇
養生は後に残らない工事なので、そう思われるのも尚更です。
単価はたいてい、養生の材料と手間を合わせたものになっていると思います。養生材自体はそんなに高価なものではありません。
かかるのは「手間」です。
養生は必要?
では実際に現場での養生ってどんなモノでしょうか?そして、必要なモノでしょうか?
床の養生を取り上げてみます。
まず、工事の際に通り道になる床は養生します。リフォームする予定のない廊下なども、通り道になるのなら養生します。
材料や道具を持って歩いたり、またはキッチンやトイレなどの設備を搬入することもあります。
もとの床にキズをつけるわけにはいきません。しっかり養生が必要です。
新しく張った床も即座に養生します。せっかく新しくした床にキズがつくと、張り替えなくてはいけません。
床を張った後も工事は続きます。
壁を張ったり、見切り材取り付けなどの仕事を、新しい床の上ですることになります。
モノを落としてキズつくこともあれば、細かい木くずなどでスレてスリキズがつくこともあります。
それを養生で防ぎます。
仕事をスムーズに進めるために、養生はとても重要な工程です。
養生も仕事のひとつ。意外と手間がかかります。
養生の方法
一般的には「紙」を敷いてから、厚みのある「養生ボード」や「クッション材」を敷きます。
床を張り終えたら、表面のゴミ・ホコリをキレイに取り除きます。
そしてまず、紙を敷きます。
紙と紙は養生テープを貼って繋ぎます。
端っこも全てテープを貼って固定します。
床と紙の間に細かなゴミが入り込まないように、つなぎ目と端っこ全てをテープでしっかり固定します。
紙を敷き終えたら、その上に「養生ボード」を重ねます。
養生ボードもテープで固定します。
紙は「細かいゴミ避け」
養生ボードは「落下キズ防止」です。
紙ではなくクッション材を敷いたり、養生ボードも厚紙だったり、ベニヤ板を使ったり、建築会社によって方法は様々。
ただし、この「テープをキッチリ貼るか」がポイントです。
まとめ
養生は工事が終われば全て取り払います。後に残らない仕事です。
一部屋工事するのに、「養生費・15,000円!」
高いと思われましたか??
床にキズがついたとしても、張り替えしたり、補修で直すことができます。
でも、あまり後味の良いものではありませんね。
傷つけないのが一番です。
しっかり養生して、スムーズに仕事を進めたいものです。
以上養生費って必要なの?養生の方法を詳しく教えて!でした!
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