KAMIYAさんのフルハイトドアクローゼットです。
クローゼットドアの4枚扉タイプ。扉と蝶番類以外は現場手配です。図面を頼りに、扉以外は全て現場造作です。
要は枠が無しで、壁に直接建具を取付けます。クロス施工後に建具を吊るので調整シロが少なく、寸法精度がかなり大切でした。
床から天井まで建具
床のクリアランスは7mm設定。天井のクリアランスは5mm設定。ドアの開く範囲の天井と床の精度をしっかり出す。
枠なし
枠がないので、蝶番やプッシュラッチの位置に下地が必要です。僕は天井、壁、グルリと下地を入れました。
間仕切り壁(中板)が現場造作で仕上り寸法30mm
4枚開き扉なので、開口のセンターに建具取付用の仕切り壁が必要です。そして壁の仕上り寸法は30mm。
今回は、Mクロス12mmに5mmベニヤをサンドして30mmの間仕切り壁をつくりました。この壁にスライド蝶番のベースプレートを左右から直付けします。
クロス施工後に建具を取付
クロスを張ってから、スライド蝶番のベースプレートを取付けます。寸法ミスっていたらクロスもやり直しになるので、内心ヒヤヒヤです。
ワイド寸法とセンターの壁位置を精度しっかりつくらないと、不具合が出ます。直付けは逃げがあまり無いです。
クローゼットドアの取付
説明書とは違う方法ですが、扉にスライド蝶番を取付けて、ベースプレートを蝶番に噛ませて、扉を直接壁に当てビス固定しました。
結果、位置出しせず済んだので早かったです。
扉が壁に直付けということは
壁の垂直が出てないと、ドアを開けたときに床か天井に擦ります。調整シロが少ないので最悪、壁の造り替えです。やばい恐ろしい。
- 天井と床の水平が出ているか
- 扉が開く範囲の天井と床の水平が出ているか
- 壁の垂直は出ているか
- 開口の、ど真ん中に間仕切り壁が来ているか
- 開口ワイドは必要寸法ピッタリか
とにかく精度をしっかり出せば、大丈夫です。
コメント