大工を職業としていると作ることが仕事なので、例えば休日などに作るというのはなかなか腰が上がらないもの。
しかし、それが娘のためにとなるとへっちゃらで作る気になります。
1歳を過ぎ歩き出して、走り出して、最近は「座る」がマイブームの様子。お風呂の椅子、ダンボール箱、オムツの袋、とにかく座ってみたい!!
そんな娘に子供用チェアをDIYしました。以前にもっと簡単なヒノキスツール(こちら)も作成しましたが今回は娘が座るので安定感を求めて末広がり型にしています。
ホームセンターでも手に入る材料で、サイズも一種類のみだから作りやすいです。さて、出来上がったヒノキ子供チェアを娘は気に入ってくれるのでしょうか!?
必要なものリスト
材料
・SPF材 ワンバイフォー(1×4) 19mm x 89mm
・ビス 45mm~55mm
・木工用ボンド
(僕は現場で出たヒノキ残材を利用しました。サイズはワンバイフォーとほぼ同じです。)
道具
・丸ノコ
・丸ノコ定規 角度調整あり
・インパクトドライバー
・ハンドサンド #180#240程度
・皿取キリ
・埋木キリ
・パイプソー(木栓を切るのにあると便利)
・クランプ
ステップ1 カット
4本_ワンバイフォーを80角度、高さ160mm(脚)
1枚_ワンバイフォーを長さ250mm(天板)
ステップ2 脚の接着
80角度でカットした脚を交差するように木工用ボンドで接着。
もし塗装する場合は木工用ボンドがハミ出さないように注意!ボンドに塗装が乗らなくなってしまいます。また木表を外になるようにすると木目のバラツキが抑えられます。木工用ボンドを塗って重ね合わせてクランプで仮締め。1時間半ほど待ちます。
ステップ3 天板にダボ穴加工
天板と脚をビスで固定するビス頭を隠したいので、天板に皿取キリで木栓穴をあけます。
このキリ2つはホント重宝してます。9mmだとビスをうつときに埋木穴にビットが当たってガタガタになる可能性があるので、大きめの12mmの方がオススメ!
木栓穴をあけたら、脚と天板を仮合わせしてビスの下穴をあけます。
事前に仮合わせの状態で下穴をあけておくことで、ビスもみのときに材同士がズレるのを防いでます。
ステップ4 天板と脚の固定と木栓
下穴ができたら、足の天端にボンドを塗って、天板を乗せてビスもみします。
木栓穴にボンドを少々塗って、木栓を打ち込みます。木栓はサンドペーパーで少し角を丸めておくとキレイに入ります。
木栓の余りを切って、サンディング
木栓の余りを切り取ります。このとき、木工用のノコではなくパイプソーを使うと、天板表面に傷が付きにくいんです。木工用ノコギリとパイプソーの違いは「あさり」。一度チェックしてみてください。
完成
仕上げに全体をサンディングしてもいいかもしれません。僕は木栓の表面を整えるだけで、あとはそのままにしました。
最後に
ヒノキのいい香りのするスツールになりました。娘の喜ぶ顔が見たくてウキウキしながら持って帰っていつでも座っていいようにスタンバイ。ところが、娘の反応は涙!!!!どうも座る面責が狭くて、うまく座れずに泣いてしまったみたいです。。ショック!!!1歳半くらいのキッズには、高さ120mmくらいがちょうどいいかもしれません。180mmは2歳くらいからがちょうどいいようです。もう少し娘が大きくなるまでお預けとなりました。
以上
DIY ヒノキ 子供用スツールでした!!
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